
産業医学図書
産業保健ハンドブックⅢ 腰痛-予防・診断・労災補償-

2006年(平成18年)7月発行
B5判 281頁
定 価: 2,619円(消費税込)
送 料: 350円
産業保健ハンドブック 腰痛
内 容:
腰痛は働く人々の最も 多い業務上疾病であり、その予防・対策・管理・治療・リハビリテーションは、産業医を始めすべての産業保健スタッフの悩みの種となっています。
現在では、災害性腰痛のみでも、業務上疾病のうちの約60%を占め、とくに業務上疾病の70%を占める業務上の負傷に起因する疾病のうちの82%となっ ています。
本書は、腰痛の予防・管理・治療の全てについて、労働衛生の立場と臨床的な立場を融合させて、実際に対処する産業医や産業保健スタッフの立場から、それ ぞれに造詣の深い専門家の先生方にご執筆いただき、実践的な活動ができるよう、具体的にまとめました。
構 成:
- まず知っておくべき基礎知識
- 腰痛とは-産業医・スタッフが知っておくべき基礎知識
- 職業性腰痛-発症機序と発症し易い職場-
- 職場における腰痛の発生状況-発生と対策の歴史と現状
- 職業性腰痛の臨床
- 腰痛症の診療の指針とすすめ方
- 職業性腰痛を来す疾患と病態
- 職業以外の因子による腰痛とその鑑別法
-泌尿器科疾患・産婦人科疾患・心因性疾患など- - 問診と診療のすすめ方
- 診断の実際
- 治療の実際
1)腰痛の治療指針-まず考えること-
2)理学療法のすすめ方
3)薬物療法とそのすすめ方
4)神経ブロック療法とその適応
5)手術療法とその適応
6)脊椎支持装置(装具)療法と牽引療法のすすめ方
7)腰痛に対するリハビリテーションのすすめ方
- 職業性腰痛の予防と管理
- 職場の腰痛の予防対策をどのようにすすめるか-まず考えておくこと-
- 職場における腰痛予防対策指針-基本となる対策指針の用い方-
- 健康診断と事後措置のすすめ方-最も重要な産業医の職務-
1)問診のすすめ方とそのポイント
2)脊椎の検査の方法と結果の判断法
3)神経学的検査の方法と結果の判断法
4)脊椎機能検査の方法と結果の判断法
5)脊椎X線検査の方法と結果の判断法
6)運動機能検査の方法と結果の判断法
7)健康診断の事後措置の実際
8)配置前健康診断と適正配置のすすめ方 - 作業管理のポイントとコツ
- 作業環境管理のポイントとコツ
- 衛生教育・保健指導・療養指導のすすめ方
- 腰痛患者の職場復帰のすすめ方
- 腰痛予防運動(体操)とその実際
- 腰痛予防のための生活習慣の是正のすすめ方-生活指導の実際-
- 作業態様別腰痛予防管理のポイントとコツ
1)重量物取扱い作業
2)介護業務
3)長時間車輌運転業務
4)清掃業務
5)看護職業務
6)建設作業
- 職業性腰痛と労災補償
- 業務上疾病の労災補償-基本的な考え方と制度-
- 職業性腰痛症の労災認定基準
- 職業性腰痛症の認定の現状
- 職業性腰痛症の認定事例とその解説
付録
- 用語の解説
- 関連法規・ガイドライン
発行年月日: | 平成18年7月 |
体 裁: | B5版・281頁 |
定 価: | 2,619円(消費税込) |
送 料: | 350円 |