詳細情報

職業アレルギー  一現状と課題-

詳細情報
文字サイズ大 文字サイズ大
発行年:
2013
誌紙名:
産業医学レビュー
巻/号/ページ:26/3/177
所属団体:
著作者名:
中村 晋他
項目:
要約:
職業アレルギーは単一抗原により発現するアレルギー疾患の貴重な「雛型」でありアレルギー診療の原点となるべき重要な位置を占める。一方社会医学的には日本で長年問題になっている「縦割り行政」の制約と弊害を象徴する疾患になっている。日本の研究者によりこれまで世界をリードする研究業績が挙げられていが、殆んどが第一次産業(農、林、漁業、牧畜業)と第二次産業の自営業で発生する疾患のため、雇用者のいる事業所を対象とする現在の労働基準行政の盲点になっている。本稿では職業アレルギーの歴史的経緯と現状を総括し、今後の対応を要する臨床医学的課題と社会医学的課題を提示し、著者らの見解と提言をまとめた。さらにこれらの課題の根底にあり、2011年3月の東京電力福島原子力発電所事故後に社会的に顕在化した問題に言及した。
キーワード: